不屈の男 アンブロークン
アンジェリーナジョリーが監督、そして日本人将校役としてMIYAVIが出演。
アメリカでの公開前にも一悶着あり、日本では公開されないという噂も流れていましたが、全国の小劇場で公開されました。
反日映画だ、などと聞いていたのでどんなもんだろうなあと思いながら見に行きました。
私の勉強不足により、戦時中の背景をきちんと理解していないという意味も含めてですが、私はこれが反日映画だとは思いませんでした。
ここに描かれてあることは事実でしょ、というか、事実より全然甘く書いてるでしょ、という感想ですね。
そりゃアメリカ人が作った映画なので最後どうなるかなんてわかってるじゃないですか。アメリカが勝ってハッピーエンドが普通なのかなと思います。
日本でのこの映画のPRのされ方というか、周りの人の反応は、雅!が!出ますよ!!!めっちゃ捕虜をいたぶってますよ!!!みたいなイメージがあったんですけど、正直そんな感じのシーンは想像してたよりかは少なかったかなあと思います。
ホモ映画なんて感想も流れてきましたが期待してたほどではありませんでした。
始め〜序盤は運動場と戦闘機の中、中盤は海、そして最後にかけて収容所での話。
戦闘機の中での人間ドラマみたいなものって、高校の頃に歴史の先生に見せられた映画に似ててなんだっけこれってなりました。調べたらメンフィス・ベルという映画でした。
初めの方はすごいハイテンションなのに仲間が1人死ぬと空気感がガラッと変わるんですよ。今回もそうでした。
主人公がグレてたのに走り始めたら一瞬で更生しちゃう感じ嫌いじゃないですね。
だんだん着ているものや靴が変化していくところが彼の成長をはっきり見せてくれてて良かったです。
海での漂流シーンはサメが来るところがめちゃくちゃ怖かったですね。1人でビビりまくってました。
後半の部分もなかなかですけど、この漂流の部分ももっとフォーカスできるのでは、と思いました。
正直あの部分だけで十分映画作れる気がします。まあありきたりな感じにはりそうですけど。
そして日本軍の捕虜になるシーン、もっと残酷なものかなと思っていたのでちょっと残念でした。
炭鉱の所は純粋に体力的に見ててしんどかったです。
精神的なものは見てても平気だけど、体力的なものは見ててしんどいです。
ラストの米軍からの物資が届くシーンが面白かったです。
あんな風に物を落としてたんですね。
震災の被災地へもあんな風にできないんですかね。
初めて京都シネマに行ったんですが、あの小さい空間好きです。
面白そうな映画が上映予定にたくさん上がっていたのでまた行きたいです。
そして、京都国際学生映画祭というイベントの実行委員になったんですが、その上映もこの京都シネマで行われるそうです。ご縁を感じます。
次は立誠シネマか、京都のみなみ会館へ行きたいです。
その前にレヴェナントを見に行きたいです。
5月のMMFRも楽しみです。